tricomann.com

好きなこと、日常で経験したことをひっそりと綴ります。

横浜F・マリノス

横浜F・マリノス 2017シーズンポジション別展望 左サイドハーフ編

第8弾は左サイドハーフ(以降左SH)編。

※選手一覧はこちら

顔ぶれ

齋藤の残留がこのまま決まれば、左SHは齋藤・遠藤がメイン。
他ではマルティノス・山中、さらには仲川やバブンスキーあたりもこのポジションにまわってくる可能性があるだろう。

年齢は26歳(齋藤)と19歳(遠藤)。齋藤はピークを迎えつつあり、遠藤はまさに伸び盛り。
経験と実績では圧倒的に齋藤だが、遠藤もルーキーイヤーとなる昨年から継続的に出場機会を与えられ、アジアチャレンジでは目覚ましい活躍をみせてくれたのは記憶に新しい。

2人の印象は以下の通り。
齋藤は加速力を活かしたスピードの変化で相手を抜いていくドリブラーという印象だったが、昨季から相手とボールの間に自分の体を入れて、あたってきた相手の力を逆に利用して推進力に変えることもできる、より捕まりにくいドリブラーに進化した。その一方で、得点こそ2桁に乗せたものの、依然としてラストパスとシュートの精度に課題があるのは事実だろう。そこと守備の強度不足を改善させれば、マリノスでプレーしていてもワールドカップ出場は射程圏内になるはず。
遠藤はボールを足元に吸い付かせるというよりかは、相手のタイミングをずらすように、ちょこっとボールを蹴りだして先に追いつき、そこから一気に加速して相手を置き去りにするドリブラー。飛び出すスペースの狙いどころや、縦に突破してからの左足クロスの精度は齋藤よりも上だと思う。昨季は「軽さ」を感じたが、アジアチャレンジでのプレーを見るとだいぶ力強さを感じるようになってきている。

レギュラー争い

昨年は名実ともにマリノスのエースとなった齋藤がアンタッチャブルな存在として左SHに君臨し、遠藤は出場機会があっても右SHや左右SBでの出場がほとんどだった。
しかし、齋藤不在のアジアチャレンジにおいて、本職である左SHで出場した遠藤が素晴らしいパフォーマンスで結果を残し、昨年までのような絶対的な差はなくなりつつあるのではという印象を残してくれた。

そうは言ってもレギュラー争いで優位に立つのは齋藤であるのは間違いなく、左SHのレギュラー争いは「スーパーエース齋藤に対して、勢いのある遠藤がどこまで迫れるか」という様相になるはず。
ただ、今季の齋藤にはエースとしての重圧と、自身の海外移籍願望の為にフロント・チームメート・サポーターなどマリノスに関わる多くの人たちに対して我儘を許してもらったという重圧などが大きく背中にのしかかってくるだろう。
そういった重圧や焦りから調子を崩し、遠藤にチャンスが巡ってくる可能性は否定できない。

齋藤が重圧を打ち破り昨年以上のパフォーマンスと結果を残すのか、遠藤が勢いを増して齋藤の牙城に迫るのか。
マリノスサポーターとしては両方であってくれたら最高だ。

期待する選手

遠藤を挙げる。

ルーキーイヤーの昨年から「あと一歩」というプレーができていたが、先日タイキャンプ中に開催されたアジアチャレンジでその壁を打ち破り、とうとう数字に残る結果を残した。
遠藤個人の大きな目標である「U-20ワールドカップ出場」に向けて、これ以上ない最高の滑り出しになったが、まったく根拠のないマリノスへの悲観論を吹き飛ばす意味でも、遠藤のパフォーマンスは価値があった。

昨季は良いプレーをみせていても余裕がなく、勿体無いミスでチャンスを逃してしまっていたが、タイの地でプレーする姿からは自信と余裕すら感じた。
得意の左SHでのプレーだったことが良かったのか、昨年の経験を上手く成長に繋げられているのか、はっきりとした理由は本人にしかわからないが、なんにせよいい傾向であることには違いない。

ぜひU-20ワールドカップのメンバーに選出され、そこでいい経験を積み、「もし齋藤学が退団しても、遠藤がいればマリノスは大丈夫」と誰もが思えるような存在になって欲しい。

前回までのリンク

第1弾 ゴールキーパー編はこちら
第2弾 センターバック編はこちら
第3弾 右サイドバック編はこちら
第4弾 左サイドバック編はこちら
第5弾 プリメイロ・ボランチ編はこちら
第6弾 セグンダ・ボランチ編はこちら
第7弾 右サイドハーフ編はこちら

-横浜F・マリノス