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横浜F・マリノス

横浜F・マリノス 2017シーズンポジション別展望 センタフォワード編

ラストとなる第10弾はセンタフォワード(以降CF)編。

※選手一覧はこちら

顔ぶれ

CFはウーゴ・ヴィエイラ(以降ウーゴ)と伊藤と富樫の3人がメイン。
状況によっては仲川を起用するプランもあるかもしれないが、個人的にCFではなくセカンドトップ(トップ下)として活かすべきだと思っている。

年齢は28歳(ウーゴ・伊藤)と23歳(富樫)となり、ウーゴと伊藤は選手として成熟段階で、富樫は著しく成長中。
経験と実績ではポルトガルやセルビアのトップリーグで試合出場と得点を重ね、年間最優秀選手賞も獲得したウーゴが抜けているが、伊藤もマリノス加入後はコンスタントに試合出場を重ね、富樫も昨年無名ルーキーとしては上々の出場機会を得て、トゥーロン国際でU-23代表に選出されるまで飛躍した。

3人の印象は以下の通り。
ウーゴはまだマリノスでのプレーを見ていないので各種動画での印象になるが、常にゴールを狙える位置を意識し、自ら持ち込む形でも、味方からのラストパスに合わせる形でも、きっちりと決めきるストライカーという印象。体は特に大きくないが、混戦を力強く抜けだしてゴールに結びつけることもできる。ただ、Jリーグでどこまで持ち味を発揮できるかと、守備の規律と意識はまだ未知数。
伊藤は馬力のある力強い動きから、左右頭のどこでも豪快なシュートを撃てるパワフルなストライカー。俊敏性はさほどなく、動きに小回りが効かないので、どうしてもプレーが大味で不器用そうにみえがちだが、そこそこテクニカルなこともできる。また、昨年末からの怪我が少し長引いていたが、基本的には頑丈で怪我に強いところがとても頼りになる。
富樫は伊藤ほどの力強さはないが、同じように左右頭のどこでもシュートをゴールに流し込むことができ、裏抜け・反転・ポストとプレーの幅も広く、ゴール前での落ち着きも備えるバランスの良いストライカー。昨年のデビュー当初はスタミナに課題がありフルタイムもたなかったが、終盤にはその課題も克服してきた。個人的にはもっとギラギラするようなゴールへの貪欲さを表に出してもいいかなと感じる。

レギュラー争い

近年のマリノスにおいて、実力と結果でCFのレギュラーの座を掴んでいたのはマルキーニョスだけで、彼の退団以降は実力でレギュラーを掴む選手は現れず、そもそも競争が起こるような編成もされなかった。
昨年カイケと富樫の入団によって、ようやく競争が発生する編成にはなったが、3者ともレギュラーの座を掴むまでの結果を残すには至らず、カイケに至っては素行不良が表面化して構想外になってしまった。
今年はそのカイケに代わって実績十分のウーゴが加わり、伊藤と富樫を含めた3人による競争でCFのレギュラーは争われることになるだろう。

その競争を誰が抜けてくるかを予想すると、現時点で有力なのはやはりウーゴなのだろうか。
まだマリノスでのプレーを見ていないので判断材料に欠けるところはあるが、動画で見る限りストライカーとしての怖さは3人の中で一番感じられたし、天皇杯からアジアチャレンジにかけての戦い方や、今オフ全体の選手編成を踏まえても、ウーゴが得点を奪う形はイメージできる。
守備貢献や選手間の相性、生活環境への適応という懸念点がクリアできれば、かなり期待できるのではないかと思っているがどうだろうか。
そういう意味でも、早くマリノスのユニフォームを着てプレーする試合が観たい。

仮にウーゴが思ったほどフィットしない場合でも、様々な面で安定したパフォーマンスを期待できる伊藤と、まさに伸び盛りで成長著しい富樫が虎視眈々と機会を伺っている状況なので、「ストライカー不足」と揶揄されるマリノスは過去のものにできると期待している。

期待する選手

富樫を挙げる。

練習生から強化指定選手にステップアップし、劇的なゴールを決めて一気にプロへの道を切り拓いた2015シーズン。
正式にプロ契約を結び、これまで縁のなかったU-23代表候補にも選出され、最終的にはチーム3位となるゴール数を残した2016シーズン。
富樫はここまで順調過ぎると言ってもいいキャリアを築けている。

その要因は、もちろん本人の努力が最大の理由なのだろうが、その努力を結果に結びつけるポテンシャルを持ち合わせていたことも理由だと思うし、そのポテンシャルはまだ底をみせていないとも思っている。
今季は強力なライバルが加わり昨年以上に熾烈な競争となるが、その競争を戦うことで、もうワンランク上のストライカーに成長してくれるだろう。

マリノスが安定した強さをもつチームになるためには、外国籍選手に負けない実力をもつ日本人ストライカーが必要不可欠であり、富樫がそういう存在になってくれると期待している。

前回までのリンク

第1弾 ゴールキーパー編はこちら
第2弾 センターバック編はこちら
第3弾 右サイドバック編はこちら
第4弾 左サイドバック編はこちら
第5弾 プリメイロ・ボランチ編はこちら
第6弾 セグンダ・ボランチ編はこちら
第7弾 右サイドハーフ編はこちら
第8弾 左サイドハーフ編はこちら
第9弾 トップ下編はこちら

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